国際文化政策研究教育学会会員各位
平素より大変お世話になっております。国際文化政策研究教育学会(ICPA)事務局でございます。
以下、9月11日に開催されました十名先生の第37回働学研&研究大会の成果報告を共有いたします。
仔細につきましては、案内のファイルをご確認ください。
【以下転送】
皆 様
第37回働学研は9/11(日)13時半~17時に、文化政策・まちづくり大学校&国際文化政策研究教育学会の研究大会(9/10-11)の一環として開催されました。
今回は、社会人研究者3人のライフワーク出版、その同期化を記念しての特別企画です。
3冊の書評会&シンポジウムが、2部編成として行われました。
第1部 ライフワーク出版3冊の書評&リプライ(司会:太田、画面:澤)
第2部 ライフワーク出版記念シンポジウム(15:30~17:00司会:十名、画面:澤)
発表資料は、第1部が書評3本&リプライ3本、第2部が出版物語4本、計10本に上ります。9月6日、会員&学会員向けに開示されました。
その他にも発表資料数本をいただいていました。時間的な制約を鑑み、割愛させていただいた次第です。
実は、出版がいずれも1カ月以上遅れ、書評会&シンポジウムの開催も風前の灯火に。
それを乗り越えたのが、著者&書評者6人&事務局の驚くべき協働力と早業、創意工夫でした。1週間余で、10本の資料が揃ったのです。
働学研3年余においても、比類のない奇跡的な成果と感じています。
社会人研究者にとって、仕事と人生、いわばライフワークを賭けた挑戦とは何か。その結晶ともいえるのが、単著書の出版です。
横田幸子著の7月末出版に続き、濱真理著の本も8月末に出版されました。熊坂敏彦著の出版が遅れていて、9月に出版されます。
社会人研究者によるライフワーク出版が相次ぎ、(本つくり)研究会としても実を成しつつあります。
程遠紅さんの大作=博士論文も完成し、9月に学位申請の予定です。
汗と涙の結晶、ライフワーク出版のもつ意義は何か。働きつつ学び研究することの21世紀的意味は何か。
学びあい育ちあう研究者として、社会人、大学人が一緒になって考え、深める機会となりました。
ご参加いただきました下記35名に、お礼申し上げます。
(敬称略:池上、池田、岩田、太田、小野、片山、金井、岸本、木林、熊坂、後藤、小宮、近藤、佐藤、澤、白石、杉山、高松、
多田、程、冨澤、中川、中谷、野間口、波多野、濱、平松、藤井、藤岡惇、藤岡純、堀、三輪、安嶋、横田、十名)
9月11日 午後 13:30~17:00
ライフワーク出版記念書評会&シンポジウム(司会:太田、十名、画面:澤)
第1部 ライフワーク出版3冊の書評&リプライ(13:30~15:30司会:太田)
横田幸子[2022.7]『人類進化の傷跡とジェンダーバイアス ―家族の歴史的変容と未来への視座』社会評論社 書評:波多野進 リプライ:横田 &討議
濱 真理[2022.8]『市民と行政の協働 ―ごみ紛争から考える地域創造への視座』社会評論社 書評:藤井敏夫 リプライ:濱 &討議
熊坂敏彦[2022]『循環型地場産業の創造 ―持続可能な地域・産業づくりに向けて』社会評論社 書評:太田信義 リプライ:熊坂 &討議
40分/本(=書評15分~20分+リプライ10分~15分+討議5~15分)×3本=120分
第2部 ライフワーク出版記念シンポジウム(15:30~17:00司会:十名、画面:澤)
横田幸子:「ライフワーク出版に至る半世紀の歩み ―守・破・離の視点から」
濱 真理:「博士論文&単著書出版に至る人生浄瑠璃」
熊坂敏彦:「古希記念・単著書出版への道 ― 構想から実現に至る8年間の軌跡」
十名直喜:「「働学研」運動と社会人研究者のライフワーク出版 ―出版同期化の歴史的意義と未来への視座」
発表60分(=15分/本×4本)+全体討議30分=90分
<参加者&発表者からの感想>
第1部、2部の発表をふまえ、仕事と人生を深掘りし理論化・体系化・政策化することの意味を、3人の出版&博論物語を題材にしながら語り合う。
その余韻は終了後も続き、多くの方から熱いメッセージをいただく。そのうちのいくつかを紹介させていただきます。
「それぞれの書評とそのリプライ、とても刺激的でしたが、加えてこういう形式がオンラインで可能になるというのがよくわかりました。
「切磋琢磨する同好の集まり」の姿がくっきりあらわれたような印象を持ちました。」(高松平蔵、ドイツより)
「とても良い企画で、長時間でしたが、まだまだ、時間が足りないくらいに思いました。とても良い時間が共有できたと思います。新たな学びの形や出版の形が見えてきた感じがしました。」(冨澤公子)
「さまざまな経歴をもった方々が参加されて学びをされていること、本当に素晴らしい「創造の場」であると思いました。
そして、池上先生や十名先生と学ばせていただいた京大の社会人大学院のことも懐かしく思い出されました。」(多田憲一郎)
「昨日は、素晴らしい、画期的な、記念すべきシンポジウムにご一緒できて、至福の至りです。横田さんの波多野先生へのリプライも、また、研究人生のご報告も感動致しました。
濱さんも、お母様の御具合が思わしくない中で、平常心にてご報告ご対応されましたこと、敬服致します。」(熊坂)
「働学研のような場づくりの意義の大きさ、改めて確認できました。人間は集い合うと、個人の内側に何かが生まれ、外には協働の成果が実る、このことが実感できます。」(濱)
「最後の十名先生のまとめも、この働学研の意義と達成を余すところなく伝えて感動的でした。」(波多野)
なお、各位の発表と議論については、<付記1 発表&議論のポイント>をご覧ください。
また、働学研月例会の今後の予定などについては、<付記 10-12月働学研のお知らせとお願い>をご覧ください、
どうかよろしくお願いします。くれぐれもお大事に。
十名 直喜
【以上転送】
ご報告1:22.9.11第37回働学研(研究大会)